赤い龍との歩み②

スポーツをしてきて特に感じてきたことに、
「正しさ」「正確さ」「完璧」と言うワードがありました。

「パフォーマンスのフォームの正確さ」
「正しい指導法」
「完璧な計画」 など。

これはとても大切なワードでしたが、一歩間違えると正反対の意味を持つものになってしまう事を知りました。
その正確さは自分の道を基準としてみたものかどうか・・・

頭ではそんな事、簡単に理解できますし、もちろんそのつもりで生きているはずです。

だけど、ついつい自分の外側にある情報が輝いていて、魅力的に感じるものだったら 取り入れてみたいな、と思ったりしていました。

特に、スキーのフォームやエアーは理想とするものを追いかけていました。
多分、15〜6年も。

それを自分の中に落とし込んで、確かに点数が伸びたり、人から評価してもらえるようになりました。

ただ、いくら追求しても面白くないんです。 気持ち良くない。

褒められて嬉しい気持ちはあっても、自分の中心は満足できていなかったんです。

今回は、これがなんだったのか。
龍さんに導かれてたどり着いた答えについて書いていきます。

【自分の道とは】

龍さんと出会った時、「覚悟はいいか」と聞かれ、私はその時に覚悟を決めていました。

だから膝を痛めた後も、落ち込む暇もないくらいに色々な事が流れていったのだと思います。

治療のためハワイへ行った時、大好きな女性とお話ししました。

私はあまり人前で自分の悩みは話さないし、悩みが浮かんでこないのですが、
彼女には不思議とポロポロと言葉が出てきたのです。

私が話したのは、
「私は自由にやりたいのに、ルールがあったり、他人の評価があって苦しい」
と言う事でした。

しばらく話して、彼女が言ってくれたのは

「それはなつみちゃん自身が気にしている事」

と。

マウイ島の真ん中でそこだけ光が差し込みました。

まだ頭の理解が追いついていない状態ではありましたが、
涙が溢れ、フワッと軽くなり、私の魂がとても楽になったのを覚えています。

つまり彼女が伝えてくれたのは
自分以外の誰かが言った事であっても、自分がその言葉を元々気にしていなければ、そもそも聞こえないし、
聞こえたとしても、その言葉が気になる事はない。
その言葉が頭から離れないということは、自分自身がその言葉を気にしているということ。
気にしているっていうことは、何かを解決したいということ。

「私は自由にやりたいのに、ルールがあったり、他人の評価があって苦しい」

これは日々の積み重ねが正しいか、正確か、完璧かどうかの判断を自分の外側の世界に求めていたのです。

そして、私はやっぱり自由なのが私だったのです。

【答えは自分の中にある】

ハワイでの出来事で、答えは自分の中にある言うことを深く理解しました。

以前は道具を選ぶとき、スキーの道具は高額なので特徴やスペックなど、自分の外側の情報を頼りに購入してきました。

あれ以来買い方も変わりました。

最初はお金がかかってしまいますが、幾つか購入し、実際に使って感触を何度も確かめるようになりました。

今は自分の納得する自分の中の完璧な道具たちを使っています。

スキー技術もそうです。

以前はパワーが必要で、滑れば滑るほど、自分の体を消費していくようでした。 とてもパワフルで大好きだったのですが、手離しました。

新たに求めたのは、体が自由で喜ぶような動きでした。

滑れば滑るほど輝いていくもの。

【2020シーズン】

滑れば滑るほど輝いていくものをようやく見つけられました。

自分を消費するのではなく、ますます輝くようなもの。

試合では龍さんの後押しもあり、
自分を別次元に引き上げていく事が出来ました。
それは、また次回に書いていきたいと思います。
龍さんの導きはすごい速さと愛で私の道へと連れてきてくれました。

大きくて美しい光を2022年の北京オリンピックで見ます!

ありがとう。

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